生活をしていくのに自動車は不可欠ですよね。
特に郊外になると自動車がないと、仕事にも買物にも病院に行くにも大変です。
私ぱんだこの実家は電車は2時間に一本、バスは30分に一本、しかもバス停から目的地までめっちゃ歩く。とかざらだったので、車を持っていないと生活が成り立たないのは身にしみて感じます。
未だに債務整理をすると、車から家まで全部手放さなきゃいけないって思っている相談者さんがよく質問してくるので、記事にしました。
ちなみに車の維持費用を安くする方法まとめました>>>自動車の維持費を安くしたい。誰でもできるマイカー節約方法と活用方法
自動車を手放さずに債務整理する方法 自動車ローンがない場合
任意整理、個人再生をする場合は特に問題なし(個人再生は注意事項あり)
任意整理、個人再生をする場合、自動車ローン組んでいない場合は、基本的に車の所有権は本人にありますので、引き上げなどにはなりません。
そもそも自動車ローンを組んでいない時点で、そのローン会社に借金はないですしね。
ただし、個人再生をする際は、貸主(債権者)全員へ財産などが開示されます。
そして債権額の半分以上債権者の同意が必要になります。
もしも、ポルシェとかベンツとか売却価値の高い車を持っていた場合は、
「その車売って返済に充てないと同意しません!」ということはあります。
同様に、そもそもその車の価値が、借金額より高ければ裁判所の認可もおりませんが…。
車の価値が20万以下の場合は自己破産しても保有できる
自己破産の場合は、
基本的に住宅や自動車は、破産管財人に売却されて、貸主(債権者)へ配当されます。
しかし、価値が20万円以下の車は売却を免れることがほとんどです。
なので、もし、自分の車が、例えばですが10年以上乗っていて、型落ちで、全然価値はないな、という車でしたらそのまま保有できる可能性は十分にあります。
ただし、破産申し立ての際に、車検証や車の査定書などの証拠は必ず必要になります。
自動車を手放さずに債務整理する方法 自動車ローンがある場合
任意整理の場合は、自動車ローンの会社とは交渉しなければ引き上げはない
任意整理の場合は、交渉したい債権者を選ぶことができます。
なので、自動車ローンを組んでいる業者を交渉から外し、今まで通りローンを支払い続ければ車を引き上げられることはありません。
絶対車を手放したくないのと、まだ任意整理で支払いをしていく能力がある人にはお勧めです。
自己破産、個人再生の場合は基本車を引き上げられるが、まれに引き上げられないこともあり
自動車ローンを組んでいる状況で、自己破産、個人再生をする際には、任意整理と違って全ての貸主(債権者)が対象になりますので、基本車を引き上げられてしまいます。
引き上げられた後にその車は換価されて、換価分を充当した金額が新たな債権額となります。
ただし、まれにですが、対象の自動車が換価しても全く価値のない自動車の場合、
債権者が車の引き上げをせずに所有権の放棄をしてくれる場合があります。
わざわざお金をかけて価値のない車を引きあげても意味ないですからね。
ただしこれは、債権者にしか判断できないことなので、あしからず。
あと、自動車ローンの会社だけ隠すというのは絶対やめてくださいね。
ばれると破産手続き自体が認められなくなってしまうので。
賃貸借契約書で駐車場を借りてたり、通帳から駐車場代などが引き落としされてるなどというところから、車を持っていることは簡単に分かりますよ~。
どんな債務整理をしても車を持てる方法
自己破産、個人再生、任意整理など、車を手放さなければいけない。
でも、どうしても生活で車を使わなければいけない場合は、
家族や知り合いの車を借りるというのも手段の一つです。
その場合は、車の所有権者がわかる車検証を提出することになりますが、
車の査定書などを出す必要はありません。
さすがに借りている車を持つなというところまで裁判所もとやかくは言いません。
どうにかして自動車を保有する方法は見つかるのでまず相談をしましょう
生活をしていくうえで自動車は不可欠だったりしますよね。
どうにかして自動車を保有する方法はありますし、
持っている自動車によっても対処法は変わります。
一度、弁護士や司法書士に相談をしてみて、自分の希望に合った債務整理をしてみてくださいね。
債務整理の相談なら、何度でも相談無料。
債務整理事件も多数取り扱っているので、様々なケースに対応可能です。
自動車を保有していて、債務整理を考えている方は一度無料相談をしてはいかがでしょうか。
コメントを残す