任意整理すべき人の条件と任意整理がおすすめなケース

				

かなわんこ

ぱんだこさん、債務整理をしようと考えているんですが、自己破産、個人再生、任意整理のどれにしようか悩んでいるんです。
債務整理する上でなにか希望とか、譲れない条件とかはありますか?

解決ぱんだこさん

				

かなわんこ

家と車のローンがあって、せっかく頑張って購入した家と車なので、なるべく残したいんです。
自宅があるなら持ち家を手放すのはかなり勇気も決断もいりますからね。自宅を残すという希望があるなら任意整理か個人再生ですね。車はローンが残っているなら個人再生だと引き上げられてしまう可能性が高いです。

解決ぱんだこさん

				

かなわんこ

車は残したいです!仕事で絶対使いますし、車がなくなって収入が下がると返済も滞ってしまう・・・。あと、家族にもできればばれたくないんです。
そうなると、かなわんこさんは任意整理を選んだ方がいいと思います。幸い借金額も収入の範囲内で支払いできそうですしね。

解決ぱんだこさん

				

かなわんこ

わかりました!任意整理でお願いしようと思います!

こんにちは、ぱんだこです。

債務整理と言えば、任意整理、個人再生、自己破産など色々と種類はありますよね。

いったいどれを選んだらいいのだろう?と思う方もいらっしゃると思います。

今回は任意整理に向いている人の条件についてご紹介します。

この記事はこんな人におすすめ

  • 自分の借金は自力で返せるか、債務整理をしたほうがいいか悩んでいる人
  • 漠然と債務整理を考えていてどうしようか悩んでいる人
  • 住宅や車を確実に手放さずに借金整理がしたい人
  • 自分の借金に保証人がついている人




任意整理にむいている人の条件

毎月安定した収入がある

まず、任意整理では3~5年(基本は3年)で支払いをしていく必要があります。

毎月安定した収入と、今後もその収入が続いていかないことには、任意整理の手続きが進められません。

現在、収入がないもしくは不安定、ということであれば、せっかく任意整理をしたのに支払いが途中でできなくなってしまうということにもなりかねません。

現在、収入もない、もしくは安定しておらず、今後も支払いしていけるのか自信のない方には、自己破産をしていったん借金をリセットするのも手段の一つと考えましょう。

毎月支払い可能な返済額が、3~5年で借金を完済できる金額に達しているか

任意整理をする際は、おおまかに借金総額を3~5年で支払っていけるように交渉します。

例えば、150万円の借金を3年(36ヶ月)で返すと、毎月約42000円支払うことになります。

また、150万円の借金を5年(60ヶ月)で返すと、毎月25000円を支払うことになります。

ここで、毎月この金額を払うことが可能であることが必要になります。

毎月最低でも25000円の支払が必要なのに、自分の返済可能額が1万円しかない場合は、任意整理は厳しいです。

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任意整理がおすすめなケース4つ

保証人をつけている借金があって、保証人に迷惑をかけたくない

借金の中に、家族や親せき、友人に保証人になっている種類のものがある。

有名なものは奨学金ですかね。

自分が債務整理をすると保証人に支払いの督促がされてしまいます。

できれば保証人には迷惑をかけたくないので、保証人がついている借金だけは債務整理しないでそのまま支払いがしたい。

こういった場合は、任意整理を利用して、自分が整理したい借金だけ交渉してもらうのがいいでしょう。

保証人との関係性を壊したくない人には任意整理がいいですね。

解決ぱんだこさん

関連記事>>>連帯保証にご注意 自己破産した元夫の住宅ローンが自分に!?

 

住宅ローンを組んでいるが、自宅を手放したくない

住宅ローンを組んでいる場合、自己破産をしてしまうと、自宅は手放さなければなりません。

自宅は手放したくないと考えている場合、任意整理で、住宅ローン以外の借金について交渉してもらうのがいいでしょう。

また、個人再生でも自宅を残して債務整理することができます。

借金の総額やその他の借金の状況に応じて、任意整理か個人再生を選ぶのがいいかと思います。

関連記事>>>持ち家を残して債務整理する2つの方法

自動車ローンを組んでいるが、車を手放したくない

自動車ローンを組んでいる場合、自己破産もしくは個人再生をすると、基本的に車は業者に引き上げられてしまいます。

なぜかというと、自動車ローンを組んでいるときは、基本的に車の所有権はローン会社にあるからです。

自動車ローンを組んでおり、なおかつ車を手放したくない場合は、任意整理で自動車ローン以外の借金だけを選んで交渉するのがいいでしょう。

関連記事>>>自動車を手放さずに債務整理する3つの方法

できるだけ家族にばれない債務整理の方法を取りたい

自己破産と個人再生に関しては、裁判所に自分の財産状況、一緒に暮らす家族の収入、毎月の家計の収支について報告が必要です。

また、官報に自己破産や個人再生をしたことが記載されてしまいます。

官報はあまり読む人はいないのですが、万が一の場合ばれてしまうこともあります。

また、同居家族の給与明細や源泉徴収票、光熱費の領収書など、人によっては家族の協力を得ないと集められない場合もあります。

任意整理では、そういった書類の提出などもなく、弁護士が直接業者と交渉するだけなので、自己破産や個人再生に比べて、家族にばれる可能性は低いです。

関連記事>>>家族に内緒で自己破産 実務者が考えるばれるポイントと対策
家族に内緒で債務整理はできるのか?バレずに債務整理する方法について。

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任意整理を選ぶべきかどうか、専門家にアドバイスをもらうのもあり

・毎月安定した収入がある

・毎月支払い可能な返済額が、3~5年で借金を完済できる金額に達している

・保証人をつけている借金があって、保証人に迷惑をかけたくない

・住宅ローンを組んでいるが、自宅を手放したくない

・自動車ローンを組んでいるが、車を手放したくない

・できるだけ家族にばれない債務整理の方法を取りたい

以上のような条件やケースに当てはまる場合は、任意整理がおすすめです。

ただし、借金の状態や、債務整理したい状況は、人それぞれです。

できれば、債務整理を考えた時点で、専門家に相談に行くのがいいでしょう。

自分やネットの検索だけでは考えつかなった方法を提案してくれることもあります。

債務整理の相談は基本的に初回無料の事務所が多いです。

弁護士や司法書士は無理な営業もしませんので安心して相談してみてください。

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