裁判所から支払督促の通知が届いた。絶対放置しないで必ずしてほしい一つの対処法

裁判所から支払督促が届いた！そもそも支払督促ってなに？

支払督促とはどういった手続き？

簡単に言うと、金銭の支払い請求について、訴訟より簡単に行える略式の督促です。

訴訟より簡単で、迅速かつ安い費用でできるので、貸金業者や債権回収業者がよく最初に行う法的手続きです。

支払督促の通知を受け取って放置したらどうなるの？財産差押えもあり。

「支払督促」の通知が届いて放置しておくと、債権者の言い分がすべて認められるうえに、「仮執行の宣言」がつきます。

すると債権者（貸主）はこちら（借主）の財産を差押さえることもできます。

裁判所から支払督促が届いたら放置しないで　まずしてほしいたった一つの対処法

２週間以内に督促異議の申し立てをする

支払督促の通知を受け取ったら、必ず２週間以内に督促異議の申し立てをしてください。

２週間以内に送るのではなく、裁判所に到達するようにしてくださいね。

とりあえず、これですぐに財産を差し押さえられる可能性は低くなります。

そのあとは、訴訟に移行しますので、その裁判の中で言い分を述べたり、支払いについての和解をしたりすることになります。

決して督促異議の申し立てをしたからといって、借金を払わなくてよくなるわけではないですよ。

2週間経過してしまった場合　少しでも差押えを免れるためにできること

支払督促受け取って何もしないまま２週間経過すると、再度「仮執行宣言付の支払督促」が届きます。

これを受け取ったら、２週間以内に督促異議の申立をしてください。

この場合は、支払督促の効力が確定するのを妨げるという意味なので、

差押えを回避するには、執行停止の仮処分を得ないといけません。

支払督促の通知を受けても時効の場合もある　時効の援用で免れることもあり

基本的に支払督促のような法的手続きまでされる場合は、長期間返済してないこともあります。

最後に取引をしてから5年が経過すればその借金は時効にかかっている可能性が高いです。

時効についてはこちらで解説してます。

時効の援用で借金（債務）がゼロに！？知らなきゃ損する消滅時効制度について

確実に時効にかかっているな、と思ったら督促異議の申し立ての時に消滅時効の援用を同時にしましょう。

裁判所から支払督促の通知が届いても焦らないで

裁判所から支払督促が届いても、直ちに差押えをされたりするものではありません。

差押えを回避することもできますので、必ず放置だけはしないで、書類をよく読んで対応しましょう。

書いてある文章も難しいと思いますので、わからなければ弁護士や専門窓口に相談に行きましょう。

債務相談であれば何度でも無料相談を受けてくれる弁護士事務所もありますよ。

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