現場のリアルシリーズ 債務整理相談者、自己破産者に多い家計の特徴

				

かなわんこ

ぱんだこさんが今まで債務整理の仕事をしていく中で、債務整理の相談に来る人の特徴とかあるんですか?例えばギャンブルにどハマりしてる人とか、買い物依存症なくらいショッピングがやめられない人とか
ギャンブルにどハマりして借金破たんする人はそんなに多くはなかったですよ。収入はそれほど多くはなく、自分の中では節約生活を送ってたけれども、生活費が足りずに補てんのために借金やクレジットショッピングを利用するしてる人が大半でした。

解決ぱんだこ

				

かなわんこ

へぇ~、じゃあ僕と同じような感じなのか~。節約生活しているのにお金も残らないどころか、生活費も足りなくて、結局借入することになって…。何でお金が残らないんだろう?やっぱり収入が低いのが最大の原因ですよね?
もちろん収入が低いというのも原因の一つだと思いますが、債務整理の相談者さんの家計をみていくと共通した特徴があるんです。今後の生活と家計再建の糸口になるといいです。

解決ぱんだこ





債務整理の現場から:相談者の家計簿を見て思ったこと

長年、法律事務職員として、債務整理の案件に携わっていますが、

個人再生、自己破産の手続きをする際には、裁判所へ直近の家計簿と通帳写しを提出することが必須です。

まず、もともと家計簿をつけたことがない人が大半なので、

まずは家計簿をつけるのに四苦八苦です。

中には全部のレシートを持ってきて、こっちで書いてくれという人もいるくらいです…。

※たまにサービスで領収書見つつ作成してあげますよ。しかし、今後の生活を見直すという意味でも、自分で作成しましょうね。自分で家計簿をつけることで、無駄な支出とか現実が見えてくるものがありますから。

書いてきてもらった家計簿と通帳を検証してきて、共通しているな~と思うことが色々ありました。

その共通した特徴について書いていきたいと思います。

ぜひ、借金にお悩みの方、赤字家計で困っているかたの見直しの参考になればと思います。

赤字家計になる支出の共通点

家計簿をつけて事務所に打ち合わせに来たときに、

よく皆さん言われるのは

「洋服も全然買ってないし、食べ物だって贅沢なものは買ってない、娯楽費だってほぼないのに、どうしてこんなに家計が苦しいんだろう…。」

ということです。

みんな頑張って節約して生活しているのに、なぜだろうと思って家計簿をみると、共通した特徴があったのです。

あくまで私が現場で見てきた依頼者の家計簿なので、参考までに読んでくださいね。

1.通信費がかなり高い

今は、スマホの普及で基本的にみんなスマホを持っていますよね。

そのせいか一台で月7,000円から10,000円なんて普通に超えることが多いです。

もちろん必要なのはわかるのですが、依頼者の家計簿で出てくる電話料金、通信費というのは、

1万円越えは普通、2、3人の世帯だとひどいときは5万円を超えている人もいます。

ご、5万円!?って普通の感覚だとなるじゃないですか。

よくよく聞き取ると、

テレビがインターネットとセットじゃないと見れないのでJ○ムの通信費、

家につないでいるN○Tの固定電話の通信費、

タブレットの通信費、

そしてスマホ代、携帯代の通信費、

で色々かかっている結果、

収入は手取り20万前後なのに、通信費がその4分の1を占めているなんてこともあります。

そして不思議なことに、よく電話をこちらからかけると懐かし(?)のメロディコールがつきっぱなし!

たぶん、携帯のオプションプランも見直してないんだろうな…。

数百円のオプションいろいろつもると大きい金額になるのですが、あまり小さい金額は気にされないんだろうなと思うこともあります。

あと、3大キャリアの人がほとんどですね、格安スマホ使っている人は、私は今のところ見たことないです。

あくまで私の経験ですがね。

全部必要なのも気持ちはよくわかるのですが、自分の収入の状況をよく見てから、

通信費のプランの見直しからでも始めて見るのはいいかと思います

2.ATMの時間外手数料が多い

これも依頼者の通帳あるある(?)なのですが、

通帳を見ると、必ずといっていいほど、ATMの時間外手数料がついてます。

100円台ならまだしも、200円台の時間外手数料とかも、頻繁についてます。

ちなみに通帳によってはどこの銀行ATMからおろしたとか記載がされてるのですが、

決まった銀行で下すというよりかは、

色んな銀行ATM(セブン多し!)で1万円とか5千円とか少額を細かくおろしていて、

計算すると1か月の支出に入れると1,000円越えの人とかざらにいるんですよね。

使途不明金が結構出てるんです…という方、ちょこちょこ時間外におろしていたりしませんか?

3.生命保険が途中で支払いきれずに解約になっている

通帳を見ていると、月1万円ほど生命保険や医療保険で口座から引き落としがされていたのに、

ある時引き落としがなくなっているときがあります。

「この保険どうなりましたか?」と聞くと、

「保険料が払いきれずに解約になったんです。」という返答をされる方もよくいます。

もちろん将来のために保険に入ることは大事なのですが、

支払いが厳しくなってきたときに、保険を見直して支払額を下げたり、

切り替えたりするべきだ思うのですが、

どうしてもそのまま放置してしまい、

最終的に解約になってしまうというパターンの方が数人いました。

強制解約になるともちろん解約返戻金も出ません。

支払いきれないなと感じた時に解約すれば、返戻金も出ます。

解約になってしまうことをわかりつつも、放置してしまうことはその返戻金をもらう機会も失ってしまいます。

※ここ1年半の間に4,5件いたので、案外多いのではないでしょうか。

少額でも家計簿をつけて、細かい支出を見直すことで改善は可能

上記に上げたことは、どれも細かいことです。

改善しても月に数千円の違いになるかもしれませんが、

年間で考えると何万円もの違いになります。

面倒くさがらずに、毎月固定費として引き落としされている支出を見直してみるのはどうでしょうか。

かくいう私も、この仕事を始めて、電話代を見直したりしました。

ド○モからワ○モバイルに変更しただけで、

月8,000円から機種代込みで月3,000円まで下がりましたよ。

月5,000円削減は大きいですよね。

10年以上契約していた携帯会社を見直すのは勇気がいりましたが、

正直変更してしまえば何てことありませんでした。

少しの手間と勇気で固定費を見直して

今後の家計改善、生活の再建の第一歩を踏み出しましょう!!






コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください